ICUには、多くの重症な患者さんがいます。様々な特殊な治療が必要であり、24時間絶え間なく注意深く観察する必要があります。このような特別な環境で、感染症の伝播から患者さんを守り、治療現場の混乱を避け、すべての患者さんの安全とプライバシーを守るために、ICUでは訪問者の入室を制限していることをご理解ください。

しかし、私たちは、患者さんにとって家族の方の面会は非常に大切な事で、むしろ歓迎すべき事であると考えています。面会される際には、以下のような配慮をお願いします。

• 大切な人のベッドに近づく前と帰るときには、感染症のリスクを減らすために、丁寧に手を消毒しましょう。

• 臨床情報を受け取る際に、なるべく同じ人が関わることは非常に有効です。これにより、誤解が生じにくくなります。

• 特別な処置をする場合など、患者さんと皆さんの安全と守るため一時的にICUの外で待っていてもらうことがあります。

• 健康に関する情報は直接お渡しするのが望ましいのですが、ご連絡のために電話番号とメールアドレスをお教えください。

• 他の患者さんの迷惑にならないように、常に静かに話し、携帯電話の電源を切るようにしましょう。

• 気になったり心配になったりしても、機器やチューブなどには触らないでください。大切な人にとって非常に危険なことかもしれません。気になることがあったら看護師に聞いて下さい。

• あなたの大切な人に食べ物や飲み物、薬を渡す前に、医師や看護師に声をかけてください。

• 他の患者さんやそのご家族のプライバシーを尊重するため、他のベッドに近づいたり、カルテを読んだりすることは避けてください。病棟内での写真やビデオの撮影は禁止されています。

面会を希望される場合は事前にICUスタッフにご相談ください。面会の際の規則や注意点をご案内させていただきます（時期やエリアによって内容が変更になることがありますのでご注意ください）。